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- かなり昔の話ではありますが,私が新入社員として自動車の設部門に配属され,初めてのやらせてもらった仕事が,あるスポーツカーの外装部品に装飾のための線を何本か入れるというものでした.
- どのような線を入れたらよいのか迷っている私に向かって,その仕事を与えてくれた先輩設計者は,「そんなものエイヤーっと入れるんじゃー!」とアドバイスをくれたのを良く憶えています.それ以来,私はその先輩と同じようにエイヤーと設計する術を身につけたのでした.
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- その時はそれなりの部品が仕上がってきたのでホッとしましたが,私たちがこのようにエイヤーっと設計しなければならないのには,細かい設計内容にきちんとした根拠をいちいち求めていたのでは,設計作業がちっとも進まなくなるという現実的な問題があります.内心は不安なのですが,きちんとした論理やデータがあるわけでもなく,時間的な制約の中で,勘と度胸で決めざるを得ない部分が多いのです.
- 設計はこのようにかなり不確実さのかたまりではありますが,経験を積んだ設計者になればなるほど,よほどの限界設計をしていない限り,このような方法でもそれほど問題は起きません.
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- そうは言うものの,現実に発生する不具合の多くは,そのような不確実な設計を要因として発生するであろうことは疑いようがありません.また,市場での不具合の発生は製造業にとって益々インパクトの大きなものになってきていることも事実です.
- 製造業にとって,設計がどの程度きちんとできているのかということは,管理したくてもなかなかできないものの一つなのではないかと思います.
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- そこで,ここでは,今まで困難であった設計の確からしさの「見える化」を,RDCモデルを使って実現する方法について説明したいと思います.
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- 1.設計要素の確からしさの測定
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- 2.設計プロセス全体の確からしさの見える化
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- 3.おまけ(ある官公庁に勤める友人からの助言)
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