•  事前準備でご自身の設計作業を書き出していただきましたら,いよいよモデリング作業の最初のステップである「適合項目」の発見です.
  •  設計作業では複数の目的や制約を同時に満たすような設計解を導き出すことが求められます. これはまさに,多目的最適化問題を解く作業です. どうりで設計は難しいわけです. 
     それら設計目的にはそれぞれその発生源となる存在(オブジェクト)があります. RDCモデルではこの設計目的の発生源を適合項目(Object to Adapt)と呼んでいます.そして,適合項目を見つけ出していくことがモデリングの第一ステップとして位置付けられています。
  •  なにやら難しそうに聞こえますが,そんなことはありません.製品を設計するときに思い浮かぶ,工場のコワイ技術者や対象ユーザーのきれいな女性の姿,製品のテスト担当者が持つ分厚いテストマニュアル,製品が組み付く勘合相手など,製品が適合しなければならない対象を,思い浮かぶまま書き出していけばよいのです.
  •  下図では,先日,家内の誕生日にせがまれて買ったiPod nanoの適合項目を想像で書いて見ました(あくまで筆者の想像です).
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  •  適合項目には階層が存在し,たとえば「組み立て工程」という適合項目の下には「自動組み立て設備」,「組立作業者」,「自動検査装置」など様々な子適合項目があるかもしれません.
  •  さて,皆さんが先ほど書き出されたご自身の設計作業は,どのような適合項目に適合させるための作業なのでしょうか? ちょっと考えてみてください.


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