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- 前頁まででRDCモデルの基本的なモデリング手順の解説は終了です.えっ? 簡単すぎるって? その通りです,簡単であるからこそ多忙な設計者の方々の実用に耐えるものと思っております.
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- 作業が簡単であることは設計ツールとしての不可欠な特性と考えていおりますが,その一方,RDCモデリングの試行を様々な製品設計プロセスを対象に進めていくうちに,分析した設計プロセスにおいて,書き出されない設計要素が沢山あることに徐々に気付づくようになりました.分析作業は,通常,設計者自身が行うか,設計者にインタビューするような形で分析者が行うかのどちらかです.どちらの方法の場合でも,設計者がその場にいるにも拘らずたくさんの設計要素が記述から漏れてしまうのです.
- なぜ,そのようなことが起こるのでしょうか? 筆者は,その理由として,設計作業とは設計者の頭の中で行う暗黙的な知識活動であるため,設計者自身も無意識に行ってい部分が多いためと考えています(典型的な例としては,あたりまえと思っているようなことは無意識に決めてしまっている).
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- では,どうやって,そのような設計者の暗黙知を抽出することができるのでしょうか? ここでは,その解決手段として,設計の論理的な流れに沿ってモデリング作業を行う体系的RDCモデルを紹介したいと思います.
- 体系的RDCモデルは,設計要素の抽出を設計者や分析者の思いつきで行うのではなく,適合項目から出てきた要求が設計パラメータとして定義付けられるまでを,一連の論理的に連続した流れを追って検討することにより,抜け漏れなく設計要素を見つけ出すことを狙っています.思いついた要素を羅列するこれまでの方法に比べて,確かに洗い出し作業は苦労を伴うものとなりますが,プロセスが明示的に表現し難いということは,設計があいまいに行われていることの裏返しなのです.
 
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